あけましておめでとうございます。
皆さまにとりまして、この新しい年が健やかで実り多いものとなりますよう、心よりお祈り申し上げます。
昨年も当組合の活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。この場をお借りして、心から感謝申し上げます。
2024年は、大谷翔平選手がメジャーリーグで「50本塁打・50盗塁」という歴史的な記録を打ち立て、日本中に大きな感動をもたらしました。同時に日本経済も明るい兆しを見せ、設備投資の活発化やインバウンドの増加を背景に、多くの企業で業績が改善し、賃上げの動きも広がりました。これらの流れは、政府が目指す「賃金と物価の好循環」に向けた確かな一歩となっております。
2025年も経済の回復が期待されるものの、最低賃金の引き上げや原材料価格の上昇、さらに国際情勢の不安定化、アメリカ大統領の影響など、多くの不安材料を抱えております。このような環境下で、スマート工場の実現による生産性向上や、取引価格の適正化、賃金上昇など、経済の好循環を確実なものにすることが求められています。
今年の干支「乙巳(きのと・み)」は、これまでの努力が少しずつ形になり始める年とされています。コロナ禍を乗り越え、これまで積み上げてきた取組みが、大きな成果へとつながる一年になることを期待しています。
今後も困難な局面もあるかもしれませんが、協同組合の理念である「相互扶助」の精神を大切に、組合員の皆さまと一緒に力を合わせて進んでまいりたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
製造産業技術協同組合
代表理事 村田 裕司